皮膚のしこり・できもの
良性腫瘍と悪性腫瘍がありますので、気になるしこりやできものがありましたら、一度、医師の診断を受けることをお勧めします。


悪性腫瘍
 【基底細胞腫(癌)(きていさいぼうしゅ)】
目や鼻の周辺に好発します。不整で黒から灰色で、多くは膨らんでいます。中心部分がへこんでじくじくすることもあります。めったに転移しませんが、最初の手術できちんと取らないと再発を繰り返し、厄介なものです。小さいうちに手術をきちんとすれば何も心配はなくなります。最初の手術が肝心です。脂漏性角化症(しみの一種)との鑑別には皮膚科の受診が必要です。

【有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)】
患部写真皮膚癌の中で、比較的多いものです。取り残せば再発しますし、時に転移し、死亡の原因になります。早期発見早期治療が大切です。怖いといっても転移する確率は5%くらいです。ですから尚のこと早いうちにきちんとした治療が必要です。その有棘細胞癌の早期に日光角化症といって、紫外線によって発生した、赤くてややテラテラしたわずかにへこんだものがあります。癌化するまで時間がかかりますが、色白の人でよく日焼けした人が60〜80才くらいになると多く発生します。屋外での活動が多かった人で、しみのような色やカサカサしたものが出てきている人は、1年に1回は皮膚科にかかって、心配な場所がないかチェックしましょう。皮角といって、ザラザラした角状のものができることがあります。頻度はあまり高くないのですが、やはり有棘細胞癌が隠れていることがありますので、きちんと手術的に切除して細胞の検査をすることが望ましいものです。

【メラノーマ(悪性黒色腫)】
ほくろの癌です。足の裏のほくろが怖いという話を聞いたことがあると思います。ほくろの癌が怖いという理由は、一旦発症してしまった場合に、その癌のために亡くなる方が多いということにあります。通常のほくろであっても周辺に色がにじんでいたり、大きさが鉛筆の太さより大きくなったり、対称性が失われていたり、色むらがあるものは、きちんと診察を受けた上で、切除することが望まれます。