| ■血液疾患 |
| ●貧血 |
私たちが生きていくためには酸素を必要とします。この酸素を体の隅々まで運ぶのが血液成分の赤血球の役目で、その中のヘモグロビンが酸素運搬をしています。このヘモグロビン濃度が正常値以下になった状態を貧血といいます。
起立時などで経験するめまいを貧血と混同している方が多いのですが、これは一時的な脳の循環不全のための症状で貧血とは違います。
女性ではヘモグロビン値12g/dl、男性では13g/dl以下を貧血として検査、治療の対象になります。貧血の多くは鉄の欠乏によることが多いのですが、中には悪性疾患による貧血もあり鑑別診断は必要です。最近ではダイエットによる鉄欠乏状態が多く、疲れやすい、体が冷える、朝起きるのがつらいなどの症状がある場合は貧血の可能性があります。
また、検査値では貧血ではないが、貯蔵鉄が不足している貧血準備状態も少なくありません。治療は鉄欠乏性の時には鉄剤服用、ビタミン不足による時には欠乏ビタミンの投与を行いますが、それ以外は原疾患の治療が必要です。
悪性疾患以外では状況により漢方薬治療を優先する場合もあり、良好な効果を得ています。
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