| ■内分泌、代謝疾患 |
| ●糖尿病 |
私たちは食物を食べそれを活動エネルギーとして利用しますが、それには膵臓から分泌されるインスリンを必要とします。糖尿病はこのインスリンが絶対的、あるいは相対的に不足し、その結果として高血糖が持続した病的状態をいいます。
このような状態が治療することなく長期間続きますと、腎臓、神経、眼の網膜の障害が合併し、さらに全身性の血管障害も加わり死亡の危険性が高まります。
症状はのどの渇き、多飲、多尿、倦怠感等がありますが、健康診断で尿糖の検出、高血糖で発見されることが多いと思います。
血糖検査、糖負荷試験、グリコヘモグロビンの測定で診断し、早期の治療が必要です。
治療は食餌療法、運動療法を行い、場合によっては薬物療法を行います。経口薬で血糖のコントロールが困難な時、血糖値が非常に高く、尿中にケトン体陽性の場合、インスリンの絶対不足例ではインスリン注射が必要になります。このような時には入院しながらのインスリンコントロールが安全です。
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| ●高脂血症 |
高脂血症は血中の総コレステロール値、悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロール、レムナントリポ蛋白、トリグリセリド値の高い状態をいいます。
これらの過剰によって血管の粥状動脈硬化が進み、心筋梗塞、脳血管障害の原因となるため最近特に重要視されています。
治療には個々の合併危険因子によって異なりますが、適切な食餌療法、運動療法を行い、必要時には薬物療法を行い、綜コレステロールは220〜180以下、LDLコレステロールは140〜100以下、トリグリセリドは150以下にコントロールします。これによって動脈硬化性疾患は約30パーセント程度減少可能とされています。高脂血症では血液のめぐりのよくない?血(おけつ)を示す例がよく見られますが、このような時には血液の流れを改善する漢方薬を併用し、梗塞を予防します。
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| ●肥満症 |
肥満は単に脂肪組織が過剰に蓄積した状態ではなく、生活習慣病といわれている糖尿病、高血圧症、高脂血症に大きな悪影響を及ぼす病的状態であって、動脈硬化症の促進因子です。特に内臓脂肪型の肥満症は危険因子として重大で、放置することなく治療による是正が必要です。最近では睡眠時無呼吸症候群の原因としても危険視されています。
では、どの程度が肥満かといいますと、身長と体重から算定した係数、すなわち、
体格指数(BMI)=体重(Kg)/身長(m)x身長(m)を元にして判定します。
普通体重は18.5〜25、肥満度1度は25〜30、肥満度2度は30〜35、肥満度3度は35〜40、肥満度4度は40以上となります。
治療は食事療法、運動療法、漢方、鍼治療を組み合わせて行いますが、成功のためには無理のない綿密な治療スケジュールを立て実行することがポイントです。
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