教えて筑田先生 (はり)治療 No.4
どうして鍼治療は効くのかしら?
 東洋医学的に説明すると
身体の気、血、水の調和がとれている状態を健康と考えます。この考えから、患者さんが疼痛や疲れなど何らかの症状があるとまずこの調和はどうか、陰、陽のバランスがどうかを検証します。この結果を踏まえて、その病気や症状を起こしていると診断される経絡のツボを針で刺激し、虚するものは補い、余りあるものは瀉して、身体の調和をはかり、結果として苦痛が取り除かれます。
しかし、一般の方々にとってはこのような説明では理解が得られないのではないでしょうか?西洋医学的に病気を分析すると、このままでは意味不明で不十分です。

西洋医学的に説明すると
 ツボの部位には神経末端組織が密に存在していますけれど、実際には神経線維や血管、リンパ管などにあたる経絡は肉眼的には見当たらないからです。針治療による身体の反応性をツボ以外にさした場合のコントロ−ルと比較検討した結果などから考えますと、経絡は内臓神経反射などを含めた機能的反射経路と考えられるのではないでしょうか?

針の刺激で何が起こるのか
血管の拡張、筋肉の収縮、白血球の活性化を認め、神経伝達物質、細胞間化学伝達物質およびサイトカインの誘導関与が考えられています。

痛みを軽くするのは
痛みを軽くする治療の中で、モルヒネは鎮痛効果が最強のものです。私たちの身体の中にも内在性モルヒネであるエンドルフィンがあります。鍼刺激ではこのエンドルフィンが増加することが認められています。鍼を打つことでエンドルフィンが増加し、そのために痛みが軽くなると考えられています。



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