インフルエンザ予防接種のお勧め (筑田Dr.)

「インフルエンザは予防で対処しましょう」 インフルエンザは、場合によって重症化し死亡する可能性のあるウイルス感染症です。普通の風邪とは違います。  インフルエンザウイルスはA型、B型、C型があります。AとBは重症化しやすく、毎年12月から3月にかけて大流行を起こしやすいので前もって手を打っておく必要があります。  現在のところこれらのウイルスを殺す薬は無く、予防接種で身体に免疫力をつけておくことが最善の対処法です インフルエンザワクチン接種に関してはWHOによって流行が予測された型に対するワクチンを使用することになります。型(ウイルスの表面抗原)が違うと予防効果はありません。  このシーズンに使用されるワクチンは、Aソ連型、A香港型とB型インフルエンザの混合ワクチンです。予防効果(インフルエンザウイルスに暴露された場合にインフルエンザの症状が出ないようになる確率)は70-90パーセント期待できます。予防接種を受けていた人では、インフルエンザに罹患しても死にいたるほど重症化する例は極めて少ないとされています。  ワクチンは若い人では1回接種で充分です。高齢者、小児あるいは重症慢性疾患の方などは2回接種が良いと思います。ワクチン接種の効果は2週後くらいから出てきますので、今頃の時期からワクチン接種を受けるのが望ましく思います。  2回目の接種は間を2-4週間空けます。副作用では卵アレルギーの人は注意が必要です。局所の腫れ、発熱を認めることがありますが、それ以上の重篤な合併症が起こることは大変まれです。インフルエンザにかかった場合のリスクと予防接種で合併症の出るリスクと比較した場合、インフルエンザそのものが場合によっては死にいたる感染症であることを考えると、予防接種を受ける方が良いと考えています。  今流行した場合に大きな被害が出ると心配されている新型鳥インフルエンザへは今までのワクチンは残念ながら無効です。それには他の手段が必要になってきます。 例えば、タミフルなどある程度効果が期待されていますが、早く鳥インフルエンザにたいする特異的ワクチンの開発が望まれます。   国立感染症研究所のインフルエンザのウェブサイトをご紹介しておきます。 http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html posted at 2006/10/26 09:04 | kojitomika | permalink/全文表示 |

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