スレッドリフトとは

スレッドリフトとは；　吸収されるタイプの棘のついた糸（返しをひっかける感じ）を皮膚の下に入れて、弛みを持ち上げるという治療です。短い糸は吸収糸で周囲に炎症を起こし、コラーゲンを増やして、皮下組織をタイトに支えます。長めの糸は、皮膚を持ち上げて引き上げます。

使用している糸；主に使用している10㎝長の糸は　Jworld社製vovリフトプレミアムとN-Finders社のN-FIXです。いずれも韓国で製造された韓国の会社の製品です。日本で承認された製品はありませんので、個人輸入で入手しています。あれこれ使ってみてvovリフトが柔軟でカニューラ先端もごつくないので使いやすくお気に入りです。

Jworld社製　vovリフトプレミアム；素材はpolycaprolactoneで素材としてFDA、CEの承認があります。　柔軟で柔らかく180度で融解、2年近く素材は残ります。追加は９－１２月に1回ずつ少数の糸が良いと思います。現在主に使っている糸です

N-Finders社の　N-FIX　素材はPolydioxanon；日本でも普通に外科手術で使用されている吸収糸と同じ素材です。その分安全性に対しての信頼が高い。外側に突出する棘ではなく糸のにくぼみを作ってひっかけるタイプで、術後の痛みがやや少なく、リスクや副作用の改善が早い。

短い糸から中くらいの長さの糸は、K.L.Grobal 社のMEDIPLAを使用しています。先端がシャープなので出血がやや多く、最近では使用が減りました。（やはり韓国で製造された韓国の会社の糸）

治療の手順；

１，診察で治療方針を決め、写真を撮ります。

２，抗生剤の内服と麻酔のクリームを塗り、1時間ほどお待ちいただきます

３，帽子をかぶっていただき、消毒をして、挿入部位などに麻酔の注射をします。糸を入れる針穴を注射針で開けそこからカニューラを入れて、糸を置いてゆきます。

４，糸はカニューラの中にあり、カニューラより細いので、翌日朝まできちんとコグが引き上げているように、肌色のテープを貼って頂きたいとお話ししています。

治療のリスクや副作用；

１，しばらく糸の波うちが皮膚表面から見えるときがあります。少数の糸でふっくらした頬を持ち上げようとすると、特に最初はおうとつが目立ちます。

２，口をすぼめる、話をする、食事をするなどで、痛みを感じる期間があります。

３，内出血、腫れ、感染、一時的な顔面神経麻痺