脱毛は、毛根にレーザーや光のエネルギーを与え、毛包を熱で破壊することで徐々に毛を薄くしていきます。

脱毛の目標 腋の下やVIO、ひざ下などは濃い毛がなくなりその状態が長期間維持されること。産毛の部位では、自己処理の必要がない程度に毛が薄くなったお肌が数年維持できることです。

現在一般的に用いられている方法は、

1、レーザー脱毛:医療用の脱毛レーザーです。メラニンに選択的な波長のレ-ザ-を照射します。

2、光脱毛:光治療器(フォト、IPL、フラッシュランプ)。種々の波長の光を用います。

3、針脱毛:皮膚に針を刺し電流を流します。当院では白髪に部分的に使うことがあります。

 

美夏クリニックの脱毛  主にキャンデラ社のGentle-Max Proというレーザーを使用しています。:レーザー照射直前に冷却ガスが噴射されることにより、従来の機械よりも肌への負担や痛みの軽減が特徴

ジェントレーズ;755nmのロングパルスアレクサンドライトレーザー:メラニンへの吸収が良い波長です。

ジェントルヤグ; 1064nmのロングパルスヤグレーザー:色黒の方や肌の弱い方、深い毛根が適応です。

※場合によりM22(IPLフォトフェイシャル)を使用することがあります。

 

治療前の注意事項

日焼けをしない:脱毛の治療期間中は、日焼け止めや衣服で治療部位の日焼けを避けてください。日焼けの状態によっては肌状態が落ち着くまで脱毛をお断りすることがあります。

毛を抜かない:毛根周囲・毛包への熱エネルギーを与える治療のため、毛を抜いてしまうとターゲットがなくなり効果が減少します。治療前・期間中の自己処理はシェービングのみにしてください。

剃毛してきてください:自己処理の難しい背中・おしり・襟足・Oライン以外は来院前に剃ってきてください。シェービングの時間はお取りしていないため、時間内にご希望範囲を治療できない場合があります。シェービングは別料金2,200円がかかります。

 

治療によるリスクや副作用

①肌荒れ:熱により肌がダメージを受けるため乾燥など肌荒れが起こることがあります。

②皮膚のやけど:日焼けした肌や色の濃い部分は強く反応することがあり、かさぶたになる可能性があります。

③にきび、毛嚢炎:熱により肌のバリア機能が低下し、感染することでニキビができることがあります。毛のこい部分に起こりやすく、リスクがあるときは薬を処方することがあります。

④炎症後色素沈着: 日焼けやかいてしまうことで跡が残りやすくなります。大抵は脱毛が終了すると色素沈着も軽快しますが、掻いてしまうと治療が必要な場合は想定されます。

⑤肝斑の悪化(顔に照射した場合)

⑥硬毛化:照射前よりも本数が増えたり、太くなることがあります。通常よりも回数・日数が必要になります。顎、背中などが起こりやすい。埋もれ毛、粉瘤など

治療の経過

肌や毛の状態・部位によっては痛みを感じます。痛みの強い場合はスタッフにお伝えください。基本的には麻酔の必要はありません。我慢できない場合には麻酔クリームを使用することもありますが、安全上1度に多量は使用できないため範囲を限定しています。麻酔クリームは別料金がかかります。

治療後の肌状態でクーリングすることがあります。照射にかかる時間は、両脇で10分くらいです。

照射直後~2・3日毛穴の周囲が赤く腫れる反応が見られますが、通常の反応です。肌の弱い方は1週間程度続くことがあります。お渡しする抗生物質含有ステロイドを当日夜・翌日朝・夕の3回塗布してください。

当日は熱い温度や長時間の入浴は避けてください。またかゆみが出ても掻かず、薬を塗り、冷やしてください。掻いてしまうと色素沈着が起こることがあります。

熱により皮膚のバリア機能が低下することで毛嚢炎(もうのうえん)というにきびのようなものができることがあります。リスクのある方には抗生剤やステロイド剤の内服・外用剤をお出しすることがあります。

熱治療ですので、乾燥など肌荒れを起こすことがあります。保湿をしてください。

日焼けや色黒の方、色素の強い部位に照射すると、肌の中のメラニン色素に反応してしまい、強く反応してやけどの状態を起こす可能性があります。強い赤みが続いたりかさぶたができた際は早めにご連絡・受診してください。かさぶたができても剥がさず、日焼けしないようにしてください。

 

脱毛にかかる回数

肌質や毛の状態、部位によって回数は異なり、個人差があります。

体で比較的毛の濃い部位は平均5~7回で自己処理が楽になったと感じられる方が多いです。

男性のヒゲ脱毛は10回~20回以上かかるときがあります。産毛は回数を重ねても毛が薄くなる程度です。

脱毛に回数がかかるのは、ひとつには毛根に休止期・退行期といってターゲットとなる毛根がない時期があるためです。ふたつ目には毛根の生命力が毛根の熱破壊を上回って、毛根のなかで生き残るものがあるからです。

身体の脱毛間隔は約1.5ヶ月から2ヶ月がお勧めです。長期間照射しない時期ああっても必要な脱毛回数は変わらないというデータがあります。ただし男性のヒゲ脱毛は、月に1回で間隔をあけないようにして下さい。

その他

  • 目標は長い濃い毛がなくなり、産毛は残っているが自己処理が不要になるお肌です
  • 脱毛治療によって、肌荒れ、やけど、ニキビや毛のう炎、炎症後色素沈着、肝斑の悪化、硬毛化、埋もれ毛、粉瘤などが起きる可能性があります。
  • 脱毛治療で思わぬ肌トラブルが起きた場合には、早めに連絡して受診してください。治療が必要な場合があります
  • 脱毛の目標を達成するのに、平均5-7回とされていますが、場合によっては10回以上回数がかかることがあります。
  • 硬毛化が起きた場合には、治療が長引いたり照射回数が増えたりする場合があります
  • アトピー性皮膚炎など皮膚の疾患が悪化する場合があります。状況を判断して照射していますが、湿疹などが出てきた場合には早めに受診してください。また予定した治療前に肌あれがある場合には、先に受診して肌の状態を整えてからにしましょう。
  • いったん脱毛された場所に新たに毛を生えさせることは困難です。どの場所をどのデザインで脱毛するか、できれば事前に剃ってきていただいて、ご希望の脱毛範囲を決めてきてください。
  • 脱毛治療中には塗り薬や飲み薬を処方することがあります。熱を加える脱毛処理には必要なものですが、その場合でもその薬による薬疹や接触性皮膚炎などが起こる場合があります。
  • 皮膚や毛根の状態や照射スケジュールによって、照射できない場合があります。
  • 皮膚の地色が薄くなったり、しみやほくろが薄くなったり、肌質に変化がある場合があります。
  • 医療行為ですので、予想外の出来事が起こる可能性は否定できません。

 

 

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