ハイドロキノンの安全性

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 ハイドロキノンの安全性については、過去も今も議論があります。

 はっきり分かっているデメリットは、

1、メラノサイト(色素産生細胞)に対して細胞毒性がある。つまり使用量によってメラノサイトが働かなくなってしまい、皮膚の色が白く抜ける ことがある。

2、アレルギー性の接触性皮膚炎を起こすことがある。 こちら

3、刺激性の接触性皮膚炎を起こすことがある。つまり濃度や使用量によって赤くなったり、ヒリヒリしたりする。

4、皮膚の発ガン性については、結局よくわからない。(食べては駄目です)

ハイドロキノンのメリットとしては、安価で強力であることに尽きると思います。

 1、塗る漂白剤としては、最強だと思う。ルミキシルの方がメラニン生成抑制率が高いと実験系では言われているが、患者さんにハーフサイドで塗って貰うと、ハイドロキノンの方が白くなる。

2、安価です。コストあたりの漂白力では、かなうものが今のところない。

美夏クリニックでは、内服薬より外用薬の方がまだリスクは低い。ハイドロキノンはトレチノインを使用しているとき光治療やレーザー治療をしているときにはしっかり使う。メンテナンスには、使わないか、低濃度のものを少量使うのをお勧めしています。

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