【日光色素斑(日光黒子)】
平らで盛り上がりのない褐色のしみで紫外線の刺激によることが多い。
レーザー治療・・レーザー照射(Qルビーレーザー)は、効果の確実性が高い。厚みがある場合は2-3回照射します。かさぶたはなるべく長くつけておいてください。

かさぶたを大事にするには 1、肌色のテープを7日間貼る  2、肌色テープを2-3日貼った後、スポッツカバーという痂皮用のコンシーラーをお使いになる。 3、でも擦らないようにして、何も貼らない人もいます。4、沢山照射して貼り切れないときはそのまま薬のみ塗っていただくときもあります。もどりじみ(炎症後色素沈着)といって、半年くらい黒ずんだ色、元のしみより濃い茶色になって目立つ時期があります。レーザーが基底膜にあるメラノサイトを刺激してしまうの。トレチノインとハイドロキノンの併用をお勧めしています。予めハイドロキノンを塗っておいて色素沈着が出たら早めからトレチノインで

フォトフェイシャル(m22)は、お顔全体に一発ずつ60-100発ほど照射する治療です。35x15mmのライトガイドをずらしながら、カットオフフィルターが7枚あり、短いものでは515nm 長いものでは755nm以下の波長をカットします。もちろん紫外線は照射されません。短い(数字が低い)波長ほどメラニンにしっかり反応し、反応も浅め、日光色素斑は薄くなりますが、肝斑や炎症後の色素沈着は悪くします。590nmのカットオフフィルターだと赤ら顔を効果的に白くします。長い波長は深い部分で反応し、皮膚の引き締めに役に立ちます。お顔全体を2巡するのを基本にしています。治療後の痂皮は化粧で隠しやすく、炎症後色素沈着も軽く、日常生活を送る上で手入れがラクです。ルミナス社は光治療器のパイオニアで、厚生労働省の認可の取れた医療器械です消えないしみ、回数を重ねて薄くなるだけの場合もあります。肝斑や炎症後色素沈着に照射するときには、肝斑の増悪防止にトラネキサム酸+シナールの内服がお薦めです

塗るタイプの治療・・・・トレチノイン療法といって、シミの部分にトレチノインを、ハイドロキノンは全体的にご自宅で朝夕2回塗ってしみぬきをしようという方法です。トレチノインを塗っている部分が赤くなって剥けてくるため、化粧に工夫が必要なのが欠点です。比較的安価で、漂白する場所を限定しながら使えます。トレチノイン療法で不足する分はレーザー照射すればよい。また、レーザー照射後の炎症後色素沈着を短期間で終わらせる為にも使えます。肝斑が悪くなる方が時におられます。・・・・

ゼオスキンヘルス セラピューティックはとても仕上がりが美しい治療です。どんな人でもちゃんと治療すれば結果が出ますし、個人差が少ない治療です。1日あたり1.5gというハイドロキノンを塗りますので、治療中の肝斑や炎症後色素沈着を心配しなくて良いからなの。フルフェイスの治療で、赤くなり乾燥し剥ける期間が18週で辛い期間が長いのが欠点です。



【脂漏性角化症】
表面がザラザラと盛り上がっているしみです。首などにでるいぼ状のもの、お顔や体の中の盛り上がっているビロード状のものなど。肌と同じ色のものから黒いものまで、色にはかなり差があります。ウイルスによるものではありませんし、悪性の腫瘍になることもありません。炭酸ガスレーザーで隆起している部分を削るのが最短の治療です。かさぶたが1〜2週間ほどは目立ちます。黒ごまを散らしたようだと仰った方もおいででした。また、一時期ですが炎症後色素沈着といって茶色の目立つ方がたまに(小さい物で1割くらい、4mmを越すものですと半分以上)おいでになります。心配な方や炎症後色素沈着が目立つ方は照射後イオン導入やハイドロキノンを併用なさるか、トレチノイン療法をなさるほうがよいと思います。なお、治療には紫外線の少ない時期をお勧めしています。



【肝斑】 なかなか治療結果がでないのに、再発は早い
 両頬に蝶の形に出るべたっとしたまたはもやもやしたしみです。妊娠や更年期など女性ホルモンが変動する時期に発症することが多く、紫外線にあたるなどの刺激で増悪します。洗顔やお化粧で摩擦することで悪化している場合もよく拝見します。 時に悪くなり時に良くなりを繰り返します。レーザーに反応せず、返って悪くなることがあります。更年期を過ぎる60歳ごろから薄くなってゆく人が多い。(更年期の一つの症状だと思っています)
 一般的に以前からなされてきた治療方法に、飲み薬のトランネキサム(血栓症リスクのある人には処方できません)、塗り薬のハイドロキノン(かぶれる人はいます)、ビタミンCのイオン導入の3者併用療法というのがあります。肝斑が完全に消えるまでの効果はありませんが、日常生活に及ぼす影響が低く、全般的に色白になり、皮膚のコンディションが上がります。
 
肝斑に効果が高い塗る治療方法として、ロスのオバジによるゼオスキンヘルス セラピューティックがあります。この方法はご自宅で薬剤を朝夕塗るやり方で、現在、肝斑には一番効果的です。トレチノインでメラニンを追い出し、ハイドロキノンでメラノサイトがメラニンを生成するのを抑える治療法で、赤くなったり、剥けてくるのが欠点です。また紫外線を浴びると悪化する場合がありますので、注意が必要です。なかなか完全に取れませんし、再発再燃するので、肝斑の為に治療するのはちょっと悩んでしまいます。顔がひきしまり、弛みが軽くなり、すごく結果がよいのですけどね。。。。



【雀卵斑(そばかす)】
両頬に薄い平らな褐色の色があるもので、先天的になりやすい人がいます。フォトフェイシャルやヤグレーザーがよい適応です。フォトを照射した後で残ったものに、レーザーをあてるとよいと思います。夏すぎるとまた再発するかもしれません。



【遅発性太田母斑様色素斑、(真皮メラノサイトーシス】
メラニンが真皮という皮膚の深い部分にあるしみです。やや黒ずんだ、または灰色がかった数ミリ程度の丸いしみが、両側の頬にたくさんあります。Qスイッチレーザーの適応があります。ただ、効果が現れるのに時間がかかり、数回の照射が必要になります。ルビーレーザーで2-3回 ヤグレーザーで6-7回 半年毎に照射します。再発せず、期間はかかるけれど満足度は高い。



【炎症後色素沈着】
ニキビや擦り傷などの跡です。手術やレーザー照射、深めのピーリングなど何か処置をした場合にも起こります。通常1年くらいで色が消える場合が多いです。炎症後色素沈着が起こった場合に、紫外線にあてないこと、触らないこと(摩擦の力が皮膚にかかると色は黒ずみ、色素沈着はさらにひどくなります)の2点は重要です。その上で、治療としてはハイドロキノンの塗布やビタミンCのイオン導入、オバジまたは吉村式のトレチノイン療法をお薦めしています。
アトピー性皮膚炎の炎症後色素沈着など、慢性の炎症を繰り返し、基底膜が壊れ、メラニンが真皮に落ちてしまったものはトレチノインを使う外用療法をしながらレーザー照射が必要です。

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