気、血、水って何?No.1  (Dr.筑田)

 漢方の世界は、西洋医学になじんできた医者や看護婦には、ブラックボックス。このところ、Dr.筑田に教えてもらって少しずつはわかったような気がするけれど、それでも結局なにやら雲をつかむようなーーー。

 DR.美夏  「どうやら気、血、水とかが東洋医学で重要な概念らしいことは分かった。だけど、それってなんなんだかもう少し教えてくださいな?」

 DR.筑田  「東洋医学の世界で病気や健康の状態を把握するには、患者さんの【気、血、水】の状態で判断するんだ。この3つが体内をバランスよくめぐっている時には、人は健康な状態でいられる

 Dr.美夏  「わかんない。もう少し分かりやすく教えて」

 DR.筑田 「【気】は元気の気やる気の気。自然現象や物事を動かす原動力(エネルギー)を意味する。」 

 「中国の痩せ薬で、甲状腺ホルモンの入っていたのがあっただろ?どうして甲状腺ホルモンが痩せるのに効くかというと、このホルモンをのむとやたらに動きまわり、頭の回転も速くなり、活発になる。つまりエネルギーを消費しすぎるんだ。

 それが身体全体のレベルだけでなく、細胞のような小さい単位でもおこっている。だからこそ痩せる。 

それと同じように、気が高まっている状態は医者の言葉でいうと、代謝が高まり、エネルギーに満ちあふれている状態だと思えばいい。良い状態って訳ではないんだ。これは過剰な状態であって、健康な状態ではない。ここが重要なんだ。

  逆に甲状腺ホルモンの欠乏状態では肉体、精神活動も鈍くなり全体にむくみ、活動が低下するので、ひと目で診断がつく。これが気が不足または低下している状態と考えれば理解しやすい。」

「ふーん、じゃあ【気】が欠乏している時には、甲状腺ホルモンを処方すればいいんだ」と、突っこもうと思いましたが、真面目なDR.筑田にまた怒られると、言いそびれました。また続きをお楽しみにね。

関連記事

  1. インフルエンザへの対応 (Dr.筑田)

  2. このシーズンの杉花粉飛散は2月始めくらいから?

  3. 病気の治療をするならばまず食事で治しましょう(Kナース) N…

  4. 漢方内科学の執筆 (Dr.筑田)

  5. 芍薬は美を造る-父と花と薬 (Dr.筑田)

  6. 気、血、水って何?No.3 Dr.筑田

最近の記事 おすすめ記事
  1. 春なのに

    2020.03.30

  2. 梅雨開け

    2019.07.25

カテゴリー

年月を選択

タグクラウド

Aoyama flower market M22 フォトフェイシャル ルミナス Smas-up 高周波と低周波 RF EMS  STCチップ サーマクールキャンペーン しみ治療の良い時期 ひだこ リベド 低温熱傷 アラガン ルミガン グラッシュビスタ イワシの生姜煮 クナイプのバスソルト サンバ 女神 シャンソン 島本弘子 シーレ スキンケア キャンペーン  レーザーフェイシャル M22 トーニング ステロイド 密閉療法 スレッド チャリティ ディファリン デッサン ニキビダニ パースピレックス ヒアルロン酸 注入 ビタミンCのイオン導入 紫外線をどう避けるか ピアス 在庫 ピュラジェン ボトックス ヒアルロン酸注入 ムーバブルタイプ リゴレット レンドヴァイ ロマの音楽  レーザーシャワー リフトアップレーザー ロングパルスヤグレーザー ジェネシス ワキ汗 わきあせ 腋下多汗症 久保山真衣 口の周り、しわ、若返り 咳エチケット  成蹊大学 混声合唱団 打撲 漢方 治打撲一方 毛虫皮膚炎 毒蛾皮膚炎 法令線 年齢による変化 皮脂欠乏性湿疹 脱毛 ジェントレース ジェントレーズ マックスプロ 脱毛、ジェントレース、ヤグ、アレクサンドライト 花粉皮膚炎 講演会のおしらせ 赤い 乾く 乾燥 運河 ネクシードタレント 陥入爪 爪の切り方
PAGE TOP