ニキビが出来なくなったけれど、ニキビ痕が気になる方は沢山おいでになります。形成外科は傷と傷痕の専門科です。何回かシリーズで説明します。
ニキビ跡の主な種類
1,ニキビ痕の色 ニキビが出来にくくなるとまず赤や茶色の色が気になります。 あたらしいニキビが出来なくなると、まず赤い色が気になると思います。赤い色は少しずつ褪めて肌色になります。元々のニキビが重症だと茶色い色が残る事があります。これらのニキビ跡の色が残っている期間は、日焼けしないように擦らないように(そして何より新しいニキビを作らないように)してください。赤みが目立つ時は、IPL(フォトフェイシャル)で早めに赤みを抑えることができます。 血管が透けて見えている時はロングパルスヤグレーザーを照射します。茶色い色はメラノサイトが活性化してメラニンを沢山作り、茶色く残る状態です。日焼け対策とこすらないスキンケアは必須です。トレチノイン+ハイドロキノンの塗る治療やエレクトロポレーションなどでトラネキサム酸やビタミンCを導入することがあります
2,凹み・クレーター
皮膚の深い部分まで炎症が及び、瘢痕で凹みが残った状態です。アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型などに分かれます。ニキビ跡治療では、凹みの種類に応じて炭酸ガスフラクショナルレーザー、RFニードル、マイクロサブシジョン、TCA または炭酸ガスレーザーで角を落とす、注入治療などを組み合わせます。詳細はこちら
3,盛り上がり・ケロイド
体質や部位によって、赤く盛り上がるニキビ跡になることがあります。凹み治療とは別の方法が必要です。ステロイドのテープや注射で治療することが多い。
治療別の追加の説明 (でこぼこやクレーター、凹みの説明はこちら)
IPL 虹でいうならば色々な色が入っているフラッシュランプが熱源で面で照射する治療です。当院ではM22というルミナス社のスタンダードな機械を使っています。15x35mmの照射面をずらしながらお顔全体に照射します。患者さんはパチパチという刺激と明るい光をまぶしく感じます。痛みが辛い人は5%くらいだと思います。雀卵斑やしみの治療として使うことが多いのですが、ニキビとニキビ跡には二つの効き方をします。1,ニキビの炎症を起こしている赤い部分に熱がしっかり入り熱殺菌している。2,ニキビ跡の赤みに熱がはいり、赤みが早めに治まる。
費用:全体に照射する時の費用は、13,000円+消費税です。ニキビがある時期には7,000円+消費税です。
リスク:稀にニキビの増悪、肝斑の悪化または出現、
ロングパルスヤグレーザー
血管が表面から透けて見えるときには、直径1.5mmの照射野で一つずつ照射します。大体2-3回繰り返します。またケロイドや肥厚性瘢痕などに空中照射で治療を早める使い方をする事があります。照射には冷たい風がレーザーとほぼ同時に出て、ほとんど痛みはありません。
費用: 500円+消費税/ショット数 空中照射では範囲による。(顔全体だと18,000円+消費税)
リスク:再発、凹み
トレチノイン+ハイドロキノン
薬を塗る治療です。ゼオスキンヘルスやトレチノイン療法、薬をそれぞれ処方するなど、使い方はさまざまです。ニキビそのものの治療+シミ治療として治療することも可能です。
リスク:肝斑の増悪(特に紫外線の強い時期は、元々メラノサイトが刺激されてアクティブなので使いにくい)、赤みが出やすい、乾燥や痒みなどのレチノイド反応、妊娠期間はx
トラネキサム酸とビタミンCの導入
エレクトロポレーション(ケアシス)7000円+消費税、イオン導入7000円+消費税、内服1日あたり60円前後など。1,肌の鎮静化、2,炎症を抑える、3,ビタミンCで治癒過程を促進する、4,保湿される
痛みはほとんどありません。理論上はかぶれはありえますが、ほとんど拝見いたしません。たとえて言うならばお食事を薬膳にするような治療です。
ケロイド治療
ケナコルトという注射をする、エクラープラスターというテープを貼る、場合によってリザベンという内服治療をする。(保険診療です)

















