ニキビが出来なくなったけれど、ニキビが気になる方は沢山おいでになります。形成外科は傷と傷跡の専門科です。何回かシリーズで説明します。
ニキビ跡の主な種類
- ニキビ跡の色 ニキビが出来にくくなるとまず赤みや茶色い色が気になります。
新しいニキビが出来なくなると、まず赤い傷跡が気になると思います。赤い色は少しずつ褪めて肌色になってゆきます。元々のニキビが重症だと茶色い色になる事があります。これらの赤→茶色→肌色は、日焼けしないように擦らないように(そして何より新しいニキビを作らないように)ケアしてください。目立って辛いニキビ跡の色は、ニキビが出来なくなると少しずつ時間とともに薄くなります。「時間なんて待てない、早くきれいになりたいの」という場合の治療もあります。赤みが目立つ時は、IPL(フォトフェイシャル)やロングパルスヤグレーザーを照射します。
- 茶色い色素沈着
ニキビが出来たときに、メラノサイトが活性化してメラニンを沢山作り、茶色く残る状態です。普通はメラノサイトがおとなしく元に戻れば薄くなります。でも紫外線などでメラノサイトを刺激すると色が残りやすいため、日焼け対策とこすらないスキンケアは必須です。「一年経っても消えない色が気になるの」「早く治したいの」と言う場合には、トレチノイン+ハイドロキノンを塗る治療やエレクトロポレーションなどでトラネキサム酸やビタミンCを導入する治療があります。
- 凹み・クレーター
皮膚の深い部分まで炎症が及び、瘢痕で凹みが残った状態です。アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型などに分かれます。ニキビ跡治療では、凹みの種類に応じて炭酸ガスフラクショナルレーザー、RFニードル(マイクロニードリング)、マイクロサブシジョン、TCA または炭酸ガスレーザーで角を落とす、注入治療などを組み合わせます。
- 盛り上がり・ケロイド
体質や部位によって、赤く盛り上がるニキビ跡になることがあります。凹み治療とは別の方法が必要です。ステロイドのテープや注射で治療することが多い。

















