弛みの治療器のHIFU(多焦点型超音波照射装置)を導入し、テスト期間が終了しました。ハイフは、顔のたるみの改善に、脂肪組織を加熱します。皮膚の表面から1.5または3ミリの深さから更に下3㎜の厚みで収縮させるの。加熱したフライパンにお肉をいれると縮むのとイメージは同じです。
種々の機械をデモンストレーションし、スタッフとも打ち合いっこし、検討し最終的に、当院と同じ三松ビルの4階に入ってらっしゃる東輝会Dr.高尚威先生のSUPER HIFU2を入れました。ハンドピースをお肌の上に固定すると、例えば自動的に1㎜の等間隔で11列、11x25mmの四角形で照射してくれるという優れものです。1列ずつずらす必要がないので、加熱の具合が均等です。またパワーが高い。熱は、例えば3mmのカートリッジですと、皮膚から3~6㎜の深さで加熱されます。1.5mmのカートリッジでは1.5~4.5mmで加熱されます。しっかり加熱されるので、カートリッジを変えて層々に照射するひつようはありません。
ようやく40日間のスタート期間を終えました。スタッフと良く検討して、定価は以下の通りとさせて頂きます。
面積が11×25mmが1ブロック(1mm間隔11ライン=ショット)です。
1)両頬 14ブロック照射 44,000円
2)両頬+フェイスライン 20-22ブロック照射 66,000円
3)両頬+フェイスライン+顎下 25-30ブロック照射 88,000円
ハイフの特長
1,ダウンタイムがない治療です。お化粧してお帰りになれます。照射のライン数(照射ブロック数)を多くし熱量も高容量にした場合には、腫れます。数日で改善します。照射ライン数を減らし、熱量も低めにすれば、腫れませんし効果はそれなりです。
2,治療の目的は、弛みの引き締めを図る事です。頬の高い部分をなるべく上方向に挙げて、その下の頬の部分を引き締めるために施術します。
3,施術の実際 施術者は原則的に看護師で、大体30分から60分くらいの時間がかかります。頬から始め11列の1ブロックを、丁寧に照射してゆきます。照射中は皮膚の深い部分に熱が線状に移動するのがわかります。痛みはある程度あります。治療は原則6-9か月に1回です。
3,痛みについて 塗る麻酔のクリームはあまり効果がありません。笑気麻酔の準備があります。5500円となります。朝からお食事飲水を止めてきてください。脂の薄い人のほうが痛く感じます
4,起こりうる合併症 1,やけど 熱を入れることで効果を出しますので、なるべく起こさないように気を付けて施術します。ただ理論的にゼロにはなりません。口の中の傷、顎の表面に痂皮ができるなど。
2,神経損傷 神経を切る事はありませんので、半年くらいで回復します。損傷した場合には、しびれ感、口角がへの字にできないなどの合併症の報告があります。
5,皮膚表面に赤みや痂皮が生じた方が少数おいでになりました